歯周病治療(ブルーラジカル)
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メスを使わずに、
重度の歯周病にアプローチする。
歯周病は、歯を支える骨が溶けていく病気で、進行すると外科的な処置(歯周外科手術)が必要になることもあります。当院では、東北大学が開発した世界初の歯周病治療器「ブルーラジカル」を導入し、切開を伴わない治療の選択肢をご用意しています。
「ブルーラジカル」とは
過酸化水素水に405nmの青色光を照射すると、高い酸化力を持つ活性酸素(ラジカル)が発生します。ブルーラジカルは、この仕組みを利用して歯周ポケットの奥深くに潜む歯周病菌を殺菌する治療機器です。あわせて超音波振動によるスケーリング機能も備えており、歯石やプラークの物理的な除去も行えます。
歯周病菌は、バイオフィルムと呼ばれる膜状の集まりの中に潜んでいて、一般的な薬剤は内部まで届きにくいとされています。ブルーラジカルは、バイオフィルムの内部にも浸透する過酸化水素に青色光を照射してラジカルを発生させ、内部の歯周病菌にアプローチします。
ブルーラジカルの特徴
- 過酸化水素水と青色光の反応による高い殺菌効果
- 超音波振動を利用したスケーリング機能で歯石・汚れを除去
- 歯周ポケットの奥深くの歯周病菌にもアプローチ
- メスを使用しないため、外科的な切開を伴わない
こんな症状の方はご相談ください
- 歯ぐきが腫れている、赤くなっている
- 歯みがきの際に歯ぐきから出血する
- 歯がぐらつく、浮いた感じがする
- 重度の歯周病で、外科的な処置に不安がある
- 従来の治療で改善が見られなかった方
※ブルーラジカルの対象は、歯周炎のステージⅢ・Ⅳの方です。検査のうえ、適した治療をご案内します。
従来の歯周病治療との違い
歯周病が進行しているのは、歯周ポケットの底の部分です。歯ブラシは入口にしか届かないため、奥の細菌は歯科医院での治療で取り除く必要があります。従来の超音波スケーラーなどによる治療では、ポケットが深い場合に器具が底まで届きにくく、細菌が残ってしまうことがあります。
| 従来の治療 | ブルーラジカル | |
|---|---|---|
| 主な方法 | ハンドスケーラー・超音波振動 | 超音波振動+ラジカル殺菌 |
| 深い歯周ポケット | 底部への処置が難しい場合がある | 底部の殺菌を目的とする |
| 細菌への作用 | 歯石・歯垢の物理的除去が中心 | 物理的除去に加え、化学的な殺菌 |
医療機器としての承認と治験
ブルーラジカルは、2023年7月に国から医療機器として承認されています。対象は歯周炎のステージⅢ・Ⅳの患者様で、ラジカルによる歯周ポケット底部の殺菌と、超音波振動によるスケーリングを同時に行います。東北大学とスウェーデンデンタル仙台での治験では、従来の治療と比べて、歯周ポケットの深さの改善と歯周病菌数の減少が認められています。
※効果には個人差があります。
歯周病と全身の健康
歯周病は、糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化、脳梗塞、誤嚥性肺炎、早産など、さまざまな全身の病気との関連が指摘されています。お口の健康を保つことは、全身の健康を考えるうえでも大切です。
ご相談の流れ
歯周ポケットの深さや歯を支える骨の状態は患者様ごとに異なるため、まずは検査のうえ、通常の歯周病治療とブルーラジカルのどちらが適しているかをご説明いたします。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。